追悼式は自己アピールの場ではない―― 菅原彩加さんの被災スピーチに感じる違和感と背後に垣間見る震災利権の闇〔1〕 - 死人に口なし ~3.11東日本大震災の真実を求めて~

追悼式は自己アピールの場ではない―― 菅原彩加さんの被災スピーチに感じる違和感と背後に垣間見る震災利権の闇〔1〕

気が付けば随分と間が開いてしまった。
これまたかなり久々の記事更新……。

東北太平洋岸一帯が地獄絵図と化した、あの悪夢のような日から四年目の2015年3月11日。
水曜というド平日だったこともあり、当日の石巻の街の中はとても静かで、この日が石巻にとってとてつもなく重い日であることすらあまり感じさせぬ、極々日常的な雰囲気であった。
菅原彩加さん2015東日本大震災追悼式
しかし世間はそんな街の静けさとは裏腹に、この大災害の本質とは逸れたところでとても大きな話題が巻き起こっていた。

動画制作もブログも長らく休止していた間にあった様々な出来事等々書きたい事は沢山あるけれど、やはり石巻で生まれ何十年と暮らして来た私としても、なにかと世間の注目を集めたこの件に触れないわけにはいかない。

これは、長期更新休止の直前に中途半端なまま残していた記事、『皆があまり言わない被災者の「お金」の話』とも繋がってくるものでもあるし……。

東日本大震災から四年――
東京の国立劇場で行われた政府主催の東日本大震災追悼式で、宮城県からの遺族代表としてあの場に立った菅原彩加さん(石巻市出身・19)の追悼スピーチの件である。


3月11日当日、石巻で家族達と共に黙祷やお墓参り等を終え、仙台の今の自宅へ帰宅した私の目へ真っ先に入って来たネットニュースがこの、菅原彩加さんの追悼式でのスピーチ内容を絶賛するものであった。

スピーチ内容の全文は既に至る所で文字化されているので、ここでは後にネット上で炎上騒動に発展する一部だけ抜粋することにする。

-追悼式当日のスピーチ内容より一部抜粋-
「行かないで」という母に私は「ありがとう、大好きだよ」と伝え、 近くにあった小学校へと泳いで渡り、一夜を明かしました。
-抜粋終り-

このスピーチ内容が「感動的」「壮絶すぎる」と、当初ネットでは異様なまでの絶賛の声多数で、翌日には朝日新聞の一面を飾るまでに。
YouTubeには彼女のこのスピーチを取り上げる動画が続々アップされ、Facebookでは地元の元同級生や知人の中にまでもこのスピーチに感動の声を上げている人がいる。

しかし………
菅原彩加さん2011ん? これって何かがおかしくないか??
この妙な違和感はなんなのだろう……。

私は彼女の語る被災エピソードと、メディアやネットでの異様な持ち上げ様に対し、ある種直観的というか、独特な違和感を拭い切れなかった。

このなんとも云えぬ違和感というか不快感。心の中で飛び交う「???」の念……
過去に“あるもの”に対して感じた奇妙な感覚ととてもよく似ている――

そう、私が初めて“意見動画”としての震災関連動画を作りYouTubeにアップする大きなきっかけとなった、2011年当時のあの動画――
『日本では放送できない 報道できない 震災の裏側』
というタイトルが付けられた、震災のご遺体画像を含む映像に某女性歌手の「人間失格」というBGMを重ねた動画が桁違いの再生数を数え、「曲に感動しました」「BGMはなんていう曲ですか?」 等というコメントがズラリと並んでいるのを目にした時」のあの感覚――

しかしこのなんとも云えぬモヤモヤの要因は、後に菅原彩加さん自身のTwitterアカウント、過去のスピーチ映像やCNNのインタビューでの発言等が判明すると共に、徐々に明らかになって行った。

そしてそれは、追って調べれば調べる程、もはや菅原彩加さん個人の事だけでは済まない、とても大きな「闇」へと繋がっていた。


~続 く~



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